2020-04

4・3(日)東京・春・音楽祭 マラソン・コンサート第5部
「新ウィーン楽派、誕生~音楽の新しい可能性を求めて」

   東京文化会館小ホール  7時

 前半にクァルテット・アルモニコがウェーベルンの「弦楽四重奏のための緩徐楽章」と、ベルクの「叙情組曲」からの2つの楽章を演奏。
 次に、ピアノの青柳晋がツェムリンスキーの「リヒャルト・デーメルの詩による幻想曲集」を弾き、最後に松原勝也(ヴァイオリン)と河野文昭(チェロ)が参加してシェーンベルクの「浄められた夜」のピアノ三重奏版(シュトイアーマン編曲)を演奏した。

 3人の作曲家の、それぞれ初期のロマン的な色合いを持つ作品を集めている。マラソン・コンサートという音楽会の性格を考慮したものとも思えるが、しかしそれはそれで面白い。

 「浄められた夜」という曲は、このようなピアノ三重奏編曲で聴くと、なぜか不思議に「室内楽っぽい」(?)即物的な雰囲気が濃くなる。――作曲者による弦楽六重奏版あるいは弦楽合奏版の、あのむせ返るような官能的な性格が薄れてしまうので張り合いが無いが、しかし滅多に聞けないヴァージョンなので、聴きに来た甲斐はあった。

 この日のマラソン・コンサートは、これにて了。
 いずれも客席は満員とは行かなかったが、それでも熱心なお客さんが集まっていたように感じられる。

コメント

あのむせ返るような官能的な性格が薄れてしまうっていうのは、編成が小さくなる分、個々の演奏会の濃さが要求されるということですかニャ。浄められすぎちゃったのかニャ?昨晩テレビで小津安二郎の「東京物語」リマスター版見たニャり。女優原節子さんの異様な輝き方にねこはちょっと驚いたニャリよ。清純な役だが、ときどき悪魔的にすら見えた強烈な個性・・・この映画が欧米でも人気がある理由のひとつは間違いなくこのヒロインの異様な輝き方だと思ったニャリ。むせ返る路線に近いかもしんニャい・・・ニャロン・ニャロン・・・

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