2017-08

6・18(金)スウェーデン放送合唱団

   東京オペラシティコンサートホール  7時

 ミュンヘン経由で成田に着いたのが午前10時少し前。
 時差ボケも満足に解消できていない時間に聴く演奏会としてはあまりに静謐な雰囲気のものではあったが、彼らがスウェーデン放送響と協演したモーツァルトの「レクィエム」が非常な名演であったと知人からメールで知らされていたので、せめて合唱団だけでも、と駆けつけた次第である。

 男声18人、女声17人のコーラス。指揮は首席指揮者のペーター・ダイクストラ。
 メイン・プログラムは、前半にバーバーの「アニュス・デイ」(例の「弦楽のためのアダージョ」と同じ曲である)とマルタンの「二重合唱のためのミサ曲」、後半にサンドストレームの「主を讃えよ」とプーランクの二重合唱のためのカンタータ「人間の顔」というものだった。

 これはもう、合唱の極致ともいえるものであったろう。1曲目ではソプラノの一部に粗さこそあったものの、2曲目以降でのハーモニーの鮮やかさと美しさ、サンドストレームでのリズム感の快さなども含め、陶酔的な世界に浸ることができた。
 以前に聴いたエリック・エリクソン室内合唱団の音色――私の好みは、どちらかといえばその方にあるのだが――とはやや性格を異にし、澄んだ透明な響きの中にも柔らかい温かさを感じさせるこの合唱団。

 しかし、スウェーデンの声楽(アバも含めてだが!)の、不思議な独特のクリスタルのような響きの魅力は、如何なる国のそれにも換えがたいものがある。

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