2020-05

4・9(金)東京・春・音楽祭 ムーティ指揮「カルミナ・ブラーナ」

   東京文化会館大ホール

 今年の「東京・春・音楽祭」の大トリを飾るプログラムは、大御所リッカルド・ムーティさまが指揮する、オルフの「カルミナ・ブラーナ」。
 演奏は、東京春祭特別オーケストラと東京オペラシンガーズ、東京少年少女合唱隊、デジレ・ランカトーレ(S)、マックス・エマヌエル・ツェンチッチ(T)、リュドヴィク・テジエ(Br)という顔ぶれ。

 ソリストは粒が揃っているし、合唱もオーケストラを圧して轟き渡る音量を備えての力演である。
 堀正文をコンマスとする臨時編成のオーケストラももちろん腕はいい。だが――何となく色彩感に不足、まるでN響(!)みたいに真面目ではあるが面白味に欠けるという傾向が。
 つまり、ソロ、合唱、オケの3者に何か一種の硬さや慎重さが感じられ、自然な闊達さや沸き上がる興趣といったものに不足していたように感じられたのである。初日ゆえの緊張感か、あるいは練習不足か?
  
 第1部後半での凄まじい追い込み、第2部の「酒場の場面」のある個所での猛然たるアッチェルランドをはじめ、ムーティらしい迫力と洒落っ気が横溢した音楽は随所に聴かれ、演奏にはスリリングな雰囲気もあった。
 が、全体としては、今一つの――。こちらの期待が大きすぎたか?
 2日目の演奏(明日)を選んでおけばよかったかなと思っている。

 プログラムの前半には、モーツァルトの「ハフナー交響曲」が演奏された。

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