2017-10

2・21(日)仲道郁代ピアノ・リサイタル ショパン・プログラム

  サントリーホール大ホール (マチネー)

 午後1時に開演し、終演はほぼ4時。

 バラード3曲、ワルツ3曲、練習曲・ポロネーズ各2曲、即興曲・スケルツォ・夜想曲・マズルカ・ソナタ(第3番)各1曲を3部に振り分けてプログラムを構成、特に第2部の5曲はプレイエル社製のピアノ(1839年)で弾く。
 小ホールでは彼女のCD、写真、ショパン自筆譜のコピーなどの展示、ビデオの放映、チョコレートやクッキーのプレゼントなどが行なわれている。さながら仲道郁代のショパン・フェスティバルといった雰囲気だ(「あふれデリック・ショパン」なのだとか)。
 こういう企画も、親しみを呼んで良いだろう。

 この人の演奏するショパンは、確固としてシンは強いけれども、実に温かい。壮麗な響きを持つ現代スタインウェイのピアノで弾かれた場合にはもちろん、精妙でインティメートな音色のプレイエルで弾かれた時にも同様の印象を与える(プレイエルのピアノが、この大ホールでもたっぷりした音で響くのには感動した)。
 それは、最近の欧州系の若手ピアニストがよく聴かせる鋭角的で闘争的なショパンとは違い、聴き手の心を包み込むような、おとなのショパン像とでもいうべきか。快い世界である。

 

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