2020-05

12・12(土)中村紘子 デビュー50周年記念ツァー・リサイタル

   東京文化会館大ホール

 「女帝」中村紘子、いよいよ健在、意気軒昂の大活躍なのは祝着の極み。この分なら、70周年まで行けるだろう。この「デビュー50周年記念全国ツァー」は、昨年9月から来年7月あたりまで、毎月数回のペース(最大9回!)で展開されているというから、それ自体、物凄いエネルギーである。

 東京文化会館大ホールは、文字通りの満席。ホールの内外ともに、凄い熱気だ。ただし、今夜は所用のため、前半のプログラムだけ聴かせてもらった。曲は、D・スカルラッティ=タウジヒの「パストラーレとカプリス」、ベートーヴェンの「悲愴」、シューマンの「謝肉祭」。
 すべてエネルギッシュな演奏だ。この3曲それぞれに極度の異なった表情を付与して弾くところも、いかにも彼女らしい。

 もっとも私としては、「謝肉祭」におけるような、あの激烈な表現には、どうも最近ついて行けなくなった、というのが本音である。
 しかし、もしシューマンが声高に激昂してものを語るという作曲家であると読み替えるなら――オペラでは日常茶飯事のそのような「読み替え」を、コンサート作品においても試みるという考え方には、私は基本的には大賛成の立場である――これはすこぶる興味深い演奏解釈と言えるだろう。

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