2020-05

9・14(月)クラウス・ペーター・フロール指揮
マレーシア・フィルハーモニー管弦楽団

   東京オペラシティコンサートホール

 1998年にクアラルンプールで活動を開始したオーケストラで、創設時の音楽監督はキース・パークルス。2001年に来日したはずだが、私はその時には聴いていない。
 今回は、現在の音楽監督クラウス・ペーター・フロールとの来日。所用のため、プログラム前半の曲目――スメタナの「モルダウ」と、ブラームスの「ヴァイオリン協奏曲」のみ聴いたが、厚みと重量感のある響きを出すパワフルなオーケストラで、なかなかに手応えがある。

 ペーター・フロールは、アンサンブルの細部にはさほど拘泥せずに、音楽の流れとエネルギーに重点を置いた指揮で作品を構築する。ブラームスの第3楽章など、胸のすくような勢いの大熱演だ。この驀進のオーケストラに応戦して、ソリストのワディム・レーピンが、こちらも煽ること煽ること。細かいところはともかく、何だかやたら痛快なブラームスといった感。これはこれで面白い。この楽章は、私はこういう演奏の方が好きなのである。
 第2楽章のオーボエは太い音色で、これもテュッティとのバランスが取れた好演だった。楽員には「西欧人」もかなり入っている。「世界各国からオーディションで集められた」と、プログラムには書かれている。

 マレーシアのオーケストラは、2004年に「アジア・オーケストラ・ウィーク」で来日した「マレーシア国立交響楽団」(1993年創立)という団体を聴いたことがある。指揮は常任指揮者のムスタファ・フゼー・ナウイという人で、やはり強大な音響を出すオーケストラだった。あの国の好みがそうなのかしらん?

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