2020-04

10・7(日)第20回北九州国際音楽祭開幕ガラ・コンサート

  北九州市立響ホール

 マチネーだったので、日帰りで聴きに行く。
 この音楽祭も通算20回だという。継続は力なりというが、本当によく頑張っている。11月9日のラン・ラン&パリ管弦楽団演奏会まで、メイン公演12、教育プログラムとコミュニティ・コンサート計10、他に市民企画事業、協賛事業、演奏家との交遊会など、といった具合だから、地方都市の音楽祭としてはかなり大規模なものに属する。公演内容も、いわゆる「ありもの」の買い入れだけに止まるのではなく、オリジナル企画を多数入れているのは見上げたものである。

 今日の演奏会でも、篠崎史紀(N響コンマス)をリーダーに、双紙正哉(都響)、鈴木学(同)、太田雅音(大阪センチュリー)、田野倉雅秋(広響)、戸澤哲夫(シティ・フィル)、長原幸太(大阪フィル)、鈴木康浩(読響)、津村瑞(九響)、タラス・デムチシン(同)、岡本秀樹(同)、吉田秀(N響)ら各オケのコンマス・首席奏者・ソロ奏者(よくまあ、これだけ動員したものだ)を核にした特別編成オーケストラが活躍していた。南紫音が弾くヴィヴァルディとバッハのヴァイオリン協奏曲、豊嶋起久子と手嶋眞佐子が歌うオペラのアリア集、若林顕が弾くモーツァルトの「ピアノ協奏曲第23番」など、みんな良かった。

 とりわけすばらしかったのは、弦楽五重奏とピアノ、オルガンで演奏された、新ウィーン楽派3人(ウェーベルン、ベルク、シェーンベルク)の各編曲によるJ・シュトラウスのワルツ3曲。これはもう、聴いたことがないくらいの充実した熱っぽい演奏だった。舞台を圧するような大きなジェスチュアでリードする「マロ」こと篠崎、ニコニコと楽しそうに弾き続ける鈴木康浩らの舞台姿も、聴衆の気持を盛り上げたと思われる。スタッフが市内在住の個人からわざわざ調達して来たという旧式オルガン(桑生美千佳)の音色がまた、実に甘い味を添えた。
 演奏者の中で篠崎、双紙、手嶋、豊嶋、南といった人たちは、地元の北九州市の出身なのだそうな。こういうことも、地方都市音楽祭では、一つのポイントになるだろう。
 
 なお、この音楽祭についてもっと詳しく知りたい方のために、hpのアドレスを載せておきます。
    北九州国際音楽祭

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