2020-05

6・23(火)吉野直子(hp)&クレメンス・ハーゲン(vc)

   サントリーホール ブルーローズ(小ホール)

 「響きあう刻(とき)」と題された、ハープとチェロの美しいデュオ。

 ドビュッシーの「チェロとハープのためのソナタ」(原曲はチェロとピアノ)で始まり、次いでハープのソロによる「月の光」と「ロマンティックなワルツ」(リリー・ラスキーヌ編)と続く。
 このドライなアコースティックの小ホールでは、チェロの音はどんな時にもシャープに生々しく響くが、ハープはあくまで玲瓏な響きを失わない。

 私にとっては昔、ラスキーヌの演奏したLPレコードをうっとりと聴き続けた時代から、ハープはソロ楽器の中で最も好きな楽器になっている。とりわけドビュッシーの作品と来れば、今夜のような暑い夏の夜には、最高の清涼剤である! 
 そのあと、ユン・イサンの「二重奏曲」(1984)が演奏されたが、これは不思議に爽やかな作品。ユンの叙情的な側面が発揮された曲だろう。

 それにしてもドビュッシーの作品というのは、管弦楽、室内楽、ソロ曲を問わず、現代音楽と組み合わせ、それに先立って演奏されるのにぴったり合う、という不思議な力を持っている。これまでいくつの演奏会で、そういうプログラムが編成されて来たことだろうか。
 もちろんそれは、ドビュッシーの曲が現代音楽への序奏としてちょうどいい、などという意味では全くないのだが。
 ここまでの第1部が終ったところで、都合のため辞す。

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