2020-04

6・15(月)二期会 week in サントリーホール 初日
 腰越満美が歌う日本の歌

   サントリーホール ブルーローズ(小ホール)

 演奏会タイトルは延々と長く、誰が主人公か判らないようなのが付いているが、要はソプラノの腰越満美が日本の歌曲を歌い、その歌の一部を服部克久が編曲しているという演奏会。ピアノは丸山和範と、一部を服部克久。

 こういう演奏会には、久しぶりに行く。
 昔はオペラ歌手が日本の歌曲を歌うとなると、いわゆるオペラ的な発声(?)で物々しく吼えるのが常で、それに辟易し、ずっと敬して遠ざけていたのだが、十何年ぶりに聴いてみて、今や時代も変わったものだと遅まきながら再認識。

 「カチューシャの歌」「宵待草」「別れのブルース」「蘇州夜曲」「銀座カンカン娘」「東京ブギウギ」「悲しくてやりきれない」「明日」など、日本歌曲から歌謡曲、Jポップにいたるまで数曲ずつ、それに武満徹の歌曲も入ったプログラムを、腰越満美は非常に明快な日本語の発音で、言葉の意味をはっきりと表現しながら、表情豊かに歌う。これが何より爽やかで気持いい。「夜空のムコウ」など、良い意味でのオペラ的解釈を交えた、感情豊かな表現だと思った。
 彼女は日本語歌唱の発音が本当に美しい。しかもその発音を、モーツァルト的なカンタービレに巧く乗せることが出来る人だ。

 彼女については、私は5年前に岡谷での創作オペラ「御柱」で主役の巫女を歌っていたのを聴いてから注目するようになったわけだが、その他にも「メリー・ウィドウ」のハンナ・グラヴァリ、「ドン・ジョヴァンニ」(宮本亜門演出)のドンナ・エルヴィーラ、「黒船」のお吉など、いろいろ観て、聴いた。舞台姿も映える人である。だから、Jポップや歌謡曲を歌うのももちろんいいですけど、オペラの方も続けて行って下さいよ?

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