2020-04

6・8(月)下野竜也指揮読売日本交響楽団とザビーネ・マイヤー

   サントリーホール

 1曲目のウェーバーの「オイリアンテ」序曲がえらく真面目くさった演奏だったせいか、2曲目の同じくウェーバーの「クラリネット協奏曲」を吹いたザビーネ・マイヤーが、いっそう光彩陸離と輝く存在になった。
 ソロ・アンコールで演奏して見せたストラヴィンスキーの「クラリネット・ソロのための3つの小品」からの一つとともに、ずば抜けた個性の冴えを示す。今夜の演奏会の人気をさらった感がある。

 とはいえ、ホストグループも面子にかけ、休憩後のドヴォルジャークの交響曲第1番「ズロニツェの鐘」で気を吐き、存在感を奪回した。これは下野&読響のドヴォルジャーク・シリーズの一環。

 この曲をナマで聴いたのは、私はこれが初めてだ。
 ドヴォルジャークの交響曲は、「3番」以降は好きなのだけれど、「1番」と「2番」はどうもこれまで一度も面白い曲だと思ったことはなかった。
 だが、今日の下野と読響の演奏を聴いてみると、これはなかなか、悪くはない曲だね、という気になる。第3楽章の民族舞曲風の主題をはじめ、ところどころにこの作曲家らしい愉快なリズムや旋律が顔を見せるのだが、レコードで聴いた時より、今日はそれがはるかに生き生きとした音楽に感じられたのであった。貴重な演奏に感謝しよう。
 アンコールは同じドヴォルジャークの「わが母の教え給いし歌」(管弦楽編曲版)。この曲を含め、今日はオーボエが映えた。

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