2021-06

2021・4・14(水)東京・春・音楽祭 ムーティのアカデミー

      東京文化会館大ホール━━配信視聴

 「リッカルド・ムーティ イタリア・オペラ・アカデミーin東京vol.2《マクベス》」と題されたシリーズが、10日~16日(13日は休み)の昼間に開催されている。今年は非公開となったものの無料配信されているので、ログインして部分的に視聴する。
 若い指揮者たち数人と、日本のプロ歌手たち、東京春祭オーケストラ、イタリア・オペラ・アカデミー合唱団を対象に、ヴェルディの「マクベス」を教材にして、ムーティが指導を行うというプログラムだ。

 とにかく、エキサイティングである。若い指揮者が振り始めた前奏曲からして、あまりに瑞々しく躍動的な演奏だったのにはまず驚いたが、指揮台の横に大ムーティがでんと座って、時には身振りをしつつ指導しているので、それだけでオーケストラも鼓舞されてしまうのだろう。フィルハーモニア管弦楽団のメンバーが語っていた「われわれは指揮者の棒に頼って演奏するのではなく、指揮者のパーソナリティに反応して演奏するのです」という言葉をふと思い出す。

 自ら歌いながら全員を指導する80歳のムーティの声の力強さも驚きだが、ドラマとしての性格表現をオーケストラの演奏や歌手の歌唱から引き出そうとする彼の「読みの深さ」にも感銘を与えられる。聴いていると、この「マクベス」の音楽がいかに素晴らしいか、改めて教えられているような思いになる。19日~21日の本番ではどんな演奏になっているかが楽しみだ。

 いつまで視聴していても飽きない「ムーティのマクベス」だが、次の予定もあるので途中で切り上げ━━。

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