2021-06

2021・1・10(日)セバスティアン・ヴァイグレ指揮読売日本交響楽団

      東京芸術劇場 コンサートホール  2時

 これは「マチネー・シリーズ」の2日目。R・シュトラウスの「ドン・ファン」、ブルッフの「ヴァイオリン協奏曲第1番」(ソリストは金川真弓)、ドヴォルジャークの「新世界交響曲」という、いかにも新年の演奏会らしいプログラムだ。コンサートマスターは客員の伝田正秀。

 昨年12月の定期および「第9」に続き1月も登場のヴァイグレ、今日の演奏を聴くと、読響との呼吸もかなり合って来たのではないかという気がする。「新世界」などでは、演奏にかなり細かいニュアンスの変化が感じ取れるようになって来た。最強奏での音の粗さも、金管の一部(トロンボーンあたりでしょうか)を除き、格段に改善されて来たように思えるのは嬉しい。

 特に感心させられたのはブルッフのコンチェルトで、ドイツ・ロマン派の作品ならではのたっぷりした響きが再現され、大波のような起伏がテンポの緩急を伴って続いて行く。これに協演する若い金川真弓の明確な主張を持ったソロも素晴らしく、特に第3楽章ではヴァイグレの大きなクレッシェンドやテンポの矯めに呼応して大見得を切るように弾き切るあたり、お見事、と思わず会心の笑みを漏らしてしまったほどであった。

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