2021-06

2020・12・8(火)無人オーケストラコンサート
~マルチ・スピーカーによる新しいオーケストラサウンド体験 メディア発表会

   横浜みなとみらいホール大ホール  4時

 ステージには、オーケストラと同じ並び方で大小のスピーカー群が設置され、その数およそ70個とか。
 各スピーカーからは、各楽器奏者ひとりひとりの演奏する音が流れ出る仕組みで、ヴィオラの音はヴィオラ奏者の位置から、金管群はステージ奥から響き出す。

 音源は川瀬賢太郎が指揮する神奈川フィルの演奏で、各奏者それぞれの前にマイクを設置して録音したとのことである。今回はベートーヴェンの「運命」第1楽章、ジョン・ウィリアムズの「スターウォーズ」などの音楽が流されていた。スピーカーの音質が良いので、広いステージいっぱいを音が埋め、かなりのスケール感を以って客席に響き渡る。スピーカーは、すべてヤマハだ。

 これを何と表現すべきか? 早い話が、トラディショナルな言い方を以ってすれば、「多トラック・多スピーカーによる立体音響レコードコンサート」だろう。60年以上も前、ステレオ・レコードが登場した時、それまで1つのスピーカーに凝縮されて流れ出ていた音楽が、左右2つのスピーカーから空間的な広がりを以って再生されるようになり、「まるでオーケストラが眼前に拡がっているよう」と聴き手を狂喜させたのと似ている。
 今回はそれが更に大規模になり、いっそうの臨場感を増すことになった、ということだろう。

 実験としては面白い。さて、これをどう活用して行くのか? ホール側ではさまざまなアイディアを描いているようだったが。

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