2020-10

2020・9・12(土)鈴木優人指揮読売日本交響楽団

       東京芸術劇場 コンサートホール  2時

 読響の「指揮者/クリエイティヴ・パートナー」の鈴木優人が指揮するベートーヴェン・プロ。コンサートマスターは長原幸太。

 ソリストに郷古廉を迎えての「ヴァイオリン協奏曲ニ長調」は、若手同士の瑞々しい気負いのようなものがあふれた演奏で、快く聴けた。
 郷古の芯の強い、確固たる意志を感じさせる音楽は、日本の若手ヴァイオリン奏者たちの中でも群を抜いた存在と言っていいだろう。鈴木優人もこれに呼応して、読響とともに切れのいい演奏を構築して行った。

 プログラムの後半は「田園交響曲」だったが、これはしかし、気負いがどうも裏目に出た演奏だったような━━鈴木優人の演奏構築は、前の協奏曲と同様に切れの良さを求め、矯めたエネルギーを「嵐」の楽章でティンパニの豪打とともに放出させ、さらに第5楽章ではそれを上回る力感を創り出そうとしていたように思われ、それはそれで結構だったのだが━━私が最も納得の行かなかった所以は、その演奏に、この曲特有の「美しさ」が欠けていた、ということにあるのだ。

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6番

2日目を聞きましたが、V協は特に3楽章がよかったと思います。
6番も私はすばらしい演奏だと思って聞いていました。
日頃愛聴しているワルターやスウィトナーと違和感はなく、弦の配置から新鮮な響きも聞かれ、読響の管のうまさに関心しました。
鈴木優人は山田和樹以上に期待できるのではと思いました。
日頃共感することの多い東条さんでも、やっぱり違う感想のときもあるのだなと思ってしまいました。

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