2021-06

2020・8・1(土)フェスタサマーミューザKAWASAKI
高関健指揮群馬交響楽団 

       ミューザ川崎シンフォニーホール  3時

 この音楽祭は、基本的には東京都及び神奈川県のオーケストラの出演で構成されているが、昨年からは日本各都市のオーケストラを1団体ずつ招くという企画が加わり、その第1弾としては仙台フィルが高関健(同団レジデント・コンダクター)を指揮者として出演していた。

 そして今年は群響である。指揮は、今回も(!)高関健(元音楽監督、現名誉指揮者)だった。コンサートマスターは伊藤文乃、プログラムはベートーヴェンの「交響曲第4番」「交響曲第2番」。アンコールとしては「プロメテウスの創造物」序曲が演奏された。弦の編成は10型(10-8-6-6-4)。

 群響のナマ演奏を聴くのは、ほぼ2年ぶりになる。さる2月、新しい高崎芸術劇場でアルミンク指揮のマーラー「復活」を聴くのを楽しみにしていたのだが、コロナ禍のため中止になってしまった。
 それ以降、本格的な演奏会があったのかなかったのか詳しくは承知していないが、今日のベートーヴェンを聴いた範囲では、━━ベートーヴェンの交響曲を演奏するにしては些か粗く、好調時の群響とはかなりギャップがあったようにも感じられた。

 もっとも、「4番」よりは「2番」が演奏にノリがあり、さらにアンコールの序曲に至って更に集中性が高まって行ったようにも思えたので、要するにこれもウォーミングアップ不足の問題なのかもしれない。
 そう感じたのは、必ずしも私だけではないだろう。お客さんの拍手も、「4番」のあとのそれと比較すると、「プロメテウスの創造物」のあとの拍手は、段違いに濃かったのである。

 マエストロのプレトークを聞き逃したので、「2番―4番」ではなく「4番―2番」の順に演奏した理由などは承知していないが、演奏を聴いた限りでは、「2番」の方に革命的な精神が横溢していることを強調したかったのかな、とも思う。
 けれんのない、正面切った重心豊かな、真摯なベートーヴェン像が再現されていた。

コメント

ミューザ公式Twitterでは、再開後初公演、7/30の高崎芸術劇場でのリハーサルも4ヶ月ぶりと紹介されておりました。首都圏のオケより一足遅れての演奏再開で、調子が充分には取り戻せていなかったと思われます。

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