2021-06

2020・6・13(土)山形交響楽団 無観客演奏ライヴ配信

     山形テルサホール  7時

 山形交響楽団は3月定期(14日)をも無観客で生中継ライヴ配信していたそうだが、私はその情報を知らなかったので、後日アーカイヴ映像で視たにとどまった。
 今回は事前に山響のサイトで生中継があると知り得たおかげで、じっくりと拝見させていただいた次第。

 しかし、折角こんないい企画を実施するなら、山響ファン相手だけでなく、もっと日本全国のオーケストラ・ファンに大々的なPRをして、日フィルや東響や京響や大フィル以外にも━━東北のオケもこのように頑張っているのだぞということを知らしめればいいのにと思うのだが・・・・。

 この日のネット配信のための非公開ライヴのプログラムは、当初の定期で予定されていたものからは変更され、第1部は管・打楽器で、ジョン・ウィリアムズの「(ロサンゼルス)・オリンピック・ファンファーレ」、ブルックナーの「正しき者の唇は知恵を語る」、H・リンドバーガー編の「セルからモースへの結婚行進曲」と「悪魔のギャロップ」、R・シュトラウスの「管楽器のためのセレナード」、第2部は弦楽器でチャイコフスキーの「弦楽セレナード」とシベリウスの「アンダンテ・フェスティーヴォ」というものになっていた。

 指揮は常任指揮者の阪哲朗。ただし「アンダンテ・フェスティーヴォ」のみは創立名誉指揮者の村川千秋が振った━━私としては2009年11月22日の記念演奏会以来、久しぶりに村川氏の懐かしい姿を見たわけだが、87歳の高齢ながら、驚くほど矍鑠たる指揮で、しかも得意のシベリウスを聴かせてくれたのは嬉しかった。

 プレトーク等にはマエストロ阪哲朗と、恒例の如くオケの西濱秀樹専務理事が登場して切り回す。
 ステージには山形名産のバラの花が綺麗に飾られ、休憩時間にも山形の名所等の映像がたくさん紹介されるというアイディアは、いかにも地方のオーケストラの配信らしくて、素晴らしい。「食と温泉の国のオーケストラ」と自ら名乗るヤマキョウだけのことはある(だからこそ全国的にPRしての展開ならそれが更に生きて来るのだ)。

 配信は先頃大阪フィルや京響の生中継を担当したライブストリーミングサービスと同じ「CURTAIN CALL」で、映像は綺麗だ。但し惜しむらくは、先日の京響の際(3月28日)と同じく、会場でのトーク部分の音声のバランスが甚だよろしくない。事前のマイク・テストくらいはちゃんとやっておいてもらいたいものだ。
 それと、案内イメージ(?)役の女性は、変に素人ファンぶった、作為的にのろのろした甘い口調(そのくせゲストを紹介する時には突然甲高く張り切った早口になるのだから不自然極まりない)で喋ったりせずに、もっと平均して明晰な口調で話した方が、番組が引き締まるはず。

 因みにこの山響のライヴ配信第2弾は6月21日(日)午後3時からも行なわれるそうで、その時にはまた阪・村川両氏が分担して指揮を執る予定と発表されている。

コメント

アーカイブで拝聴拝見しました。

生配信知らなかったので、アーカイブで拝聴しました。東条先生のおっしゃる通り、もっと全国的にPRしてほしいですね。21日にも生配信があるとの事。情報有難うございました。楽しみです。山響さんの頑張りにも、拍手を贈りたいです。

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