2009-11

12・8(月)矢崎彦太郎指揮東京シティ・フィルハーモニック定期

   東京オペラシティコンサートホール

 首席客演指揮者・矢崎彦太郎がプロデュースする好評のシリーズ「フランス音楽の彩と翳」の第15回。
 クリスマスに因んで、ゴセックの「クリスマス組曲」第1番、ドビュッシー~カプレ編「おもちゃ箱」(語り手:幸田弘子)、オネゲルの「クリスマス・カンタータ」(東京シティ・フィル・コーア、江東少年少女合唱団、バリトン=東原貞彦、オルガン=小林英之)というプログラム。珍しい選曲であり、良い試みである。

 東京シティ・フィルも、特にゴセックでは弦楽器群と木管が、整った典雅な響きをつくり出していた。
 「クリスマス・カンタータ」も決して悪くはなかったが、合唱団員の発音がもっと明晰であれば、――そして、あのクリスマスの数々の歌が交錯する印象的な個所で、合唱および管弦楽の声部の動きがさらに巧く整理されていれば、いっそう良い演奏となったのではなかろうか。
 そうはいうものの、たとえばあの「清しこの夜(Calme nuit)」をはじめとするいろいろな讃美歌が対位法的に各声部に引き継がれていくあたり、かなりよく聞き取れ、楽しめたことは事実。それだけでも善しとするべきだろう(騒然として何が何だか解らない演奏になる場合だってあるのだから・・・・)。

音楽の友2月号(1月17日発売)演奏会評

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