2020-05

2020・3・14(土)3つのライヴ・ストリーミング

 「東京・春・音楽祭」でも3月の多くの演奏会を中止したが、今日の午後の二つの演奏会は、非公開で行ない、それをネット配信すると発表していた。
 一つは3時からの旧東京音楽学校奏楽堂における林美智子・与儀巧・河原忠之による「にほんの歌を集めて」、もう一つは6時からの東京文化会館小ホールにおける「The Ninth Wave-Ode to Nature 耳で聴き、目で視る『ベートーヴェン』」という演奏会である。

 いずれも興味深く視せていただいた━━いや、歌曲演奏会の方は支障なく視聴できたものの、「ベートーヴェン」の方は受信状態が悪かったのか、あるいは他の原因によるトラブルだったのか、音声がしばしば途切れるわ、無音になるわ、そのうち映像まで消えるわ、全く駄目で、2台のパソコンで比較受信しつつ1時間ほど頑張ってみたが、ついに諦めた。
 この「ベートーヴェン」は彼の音楽を基に安田芙充央が作曲し、ノイズ・アートやパフォーマンスや映像などを組合せた、部分的に聴いてさえすこぶる面白い演奏会だったのに、残念至極だった。

 そう言えば、私が異状なく受信できていたリサイタルの方でも、「前半で音が切れて聴けなかったという人がいらっしゃるそうなので、前半のみもう一度ストリーミングいたします」とかいうことを演奏後に林さんが言っていたところからすると、やはり各々のネット環境の問題なのか。キカイに弱い私には原因は全く分からない。ネットによる中継は新時代のメディアの華だと思ったのだが、未だもう少し時間が必要なのだろうか。

 夜8時からのKAJIMOTOのオーガナイズによる「アンドラーシュ・シフ」の方は、YouTubeを使っているためなのか、全く支障もなく、いい音と映像で入って来た。塩川悠子さんをゲストに(といっても通訳だけにとどまったが)シフが語り、ピアノを弾く。彼の温かい雰囲気の人柄が番組全体に満ち溢れ、バッハやバルトークやブラームスやベートーヴェン(4大B!)の作品の演奏のヒューマンな滋味が私たちを魅了した。もう少したくさん弾いて欲しかったな、とも思う。

 ネットでのストリーミング、俄然増えて来たようだ。大阪フィルも、19日に定期の非公開演奏を配信すると予告している。

コメント

大変な状況ですね。

「にほんの歌を集めて」に加え、2回の「神々の黄昏」と東響のライブ配信、山形交響楽団のライブ配信も拝聴しました。いずれも演奏者の熱いものが伝わってくる素晴らしい演奏でした(東響なんて、聴衆がいるときより気合が入っていたような・・・笑)。
3月20日からの三連休、関西で三つのコンサート(大フィル、ミュンヘン響、京響)に行く予定でしたが、いずれも中止となりました。21日には東響が演奏するようですし、大阪府もイベントを再開するなど、少し自粛緩和の動きも出てきたようですが、一日も早く、いつものようにコンサートが楽しめる日が戻ってきますように。

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