2020-04

2020・1・28(火)サロネン指揮フィルハーモニア管弦楽団(2)

      東京芸術劇場 コンサートホール  7時

 シベリウスの「大洋の女神」、ショスタコーヴィチの「ヴァイオリン協奏曲第1番」(ソリストは庄司紗矢香)、ストラヴィンスキーの「火の鳥」(1910年版全曲)。

 サロネンのもと、フィルハーモニア管弦楽団はベストの演奏水準にあると思われる。「大洋の女神」における果てしなく持続する大波のような起伏など、サロネンの祖国の作品という強みもあるだろうが、優秀なオーケストラでなければ表現できない凄絶感に満たされていた。

 「火の鳥」においても同様だ。いつだったか池辺晋一郎さんが評していた「いつまでたっても本題に入らない人の話のような曲」━━実に的を射た巧い表現だ━━という特徴をカバーするような演奏とは言い難かったものの、後半での劇的な昂揚部分では、オーケストラの卓越した力量がものを言っていたのである。

 ショスタコーヴィチの「ヴァイオリン協奏曲第1番」は、これはもう、庄司紗矢香の独壇場。ステージに並んでいるサロネンとオーケストラの存在をさえ霞ませるような、いや、忘れさせてしまうような、圧倒的な力を持った演奏だった。

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