2019-10

2019・9・13(金)アンドレア・バッティストーニ指揮東京フィル

      サントリーホール  7時

 ヴィヴァルディの「四季」とホルストの「惑星」というプログラムによる定期。

 前者は弦6・4・4・3・2およびチェンバロ、ソロ・ヴァイオリンに木嶋真優という編成で、136名(オーケストラ年鑑2018)を擁するオケとしては何だか効率の悪い(?)ステージだったが、とにかく木嶋真優のソロが活きのいい快演を聴かせてくれた。
 バッティストーニのだか誰のだか定かでない不気味なハミングが折角の流麗な演奏のカンタービレと音色とをしばしば濁らせていたことを除けば、なかなか良い「四季」だったと言えただろう。

 この日のプログラムのポイントは、小編成と大編成のオーケストラの響きのコントラストにあったようである。
 「惑星」はいかにもバッティストーニらしく、東京フィルを渾身の力で鳴らしての元気いっぱいの指揮だ。オーケストラは些か騒がしく、まとまりはあまり良いとは言えなかったものの、曲が曲だし、賑やかな雰囲気でお客さんを楽しませたのは確かだろう。

 終曲の「海王星」での女声合唱は新国立劇場合唱団(合唱指揮・冨平恭平)。2階のP席の場外で、客席とのドアを閉じたまま響かせたのは、比較的いい音響効果を生んでいただろう。ただ、最後のフェイド・アウトの部分で、何となく仕切りのドアを閉めたようにスパッと音が遠ざかったのは惜しく、もう少しスーッと綺麗に消え行かなかったものかと思うが━━こんなことがいちいち気になるのは、元FM放送ディレクターの性(さが)ゆえである。

 コンサートマスターは三浦章宏。

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私も「四季」の不気味なハミングが妙に気になりました。指揮者ではない位置から聴こえてきたので余計に煩わしく感じました。

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22日オーチャードで聴きました。「四季」でのハミングは今日も聞こえましたよ。多分犯人は指揮者だと思います。 

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