2021-06

2019・9・6(金)藤原歌劇団 ロッシーニ;「ランスへの旅」

      新国立劇場オペラパレス  2時

 藤原歌劇団の公演だが、新国立劇場と東京二期会が共催するという形が採られていて、合唱には3団体のメンバーが━━といっても、もともとこれは大合唱団の出るオペラではないから、せいぜい数人ずつだが━━共演している。ソリストにもわずかながら二期会所属の歌手が加わっている。
 演出が松本重孝、舞台美術は荒田良。

 これは、4年前に日生劇場で上演されたものの再演だ。私も観ている(☞2015年7月4日)ので詳細は省くが、もちろん指揮者も歌手たちも、その時に観たのとは、大半が違う。 
 今回はダブルキャストで計4回の公演が行われているが、これだけの歌手が動員できたということは、最近の藤原歌劇団の強力さを示すものだろう。

 ただ、言っては何だが、中には音程の不確かな人もいて、大勢のソリスト全てに拍手を贈れるというものでもないのである。
 それに今日はBキャストで、もちろん、光岡暁恵(コリンナ)をはじめ、スター的存在の歌手もいるけれども・・・・配役表を見ると、やはりAキャストの方に有名な人たちが多いわけで・・・・。だからどうということではない。失礼。

 イタリア・オペラ、特にロッシーニを得意とする園田隆一郎が東京フィルを指揮して、実にいい演奏を聴かせてくれた。

コメント

 この作品は、私もこの作品を観るのは4回目くらいなのですが、歌舞伎で言えば、正月、祝祭狂言の「曽我対面」とか、「白浪五人男」の勢揃いなどのように顔見世的に、様々な役柄のスターが揃い、ソロ、重唱、合唱…と多面的に歌と演技を繰り広げてゆく…そんな理屈抜きで楽しめる贅沢な演目ですし、A.ゼッタ氏の薫陶を受けた財産として、今後も藤原歌劇団だけでなく、東西で名演を何度も期待したいオペラです。(以前に大阪のいずみホールで見た公演も、ステージの使い方をはじめとした演出、歌手の充実など、素晴らしい内容でした。)
 今回はA、B両方とも見させていただきましたが、中井さん、小堀さん、須藤さんらの実力、折江先生、久保田先生などベテランの充実など男声陣の魅力を十分に堪能し、勿論、佐藤さん、光岡さんはもちろん、この作品でははじめてお目にかかる山口さん、坂口さんなど様々な女声陣の熱演や演技、若手の方々の成長など、どれも印象に残りました。二期会の方々も落ち着いた内容だったように思います。

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