2021-06

2019・7・29(月)PMFアメリカ演奏会

      札幌コンサートホールkitara 小ホール 7時

 PMFの教授陣には、ウィーン・フィルとベルリン・フィルから来ている「PMFヨーロッパ」と、アメリカの各オーケストラから来ている「PMFアメリカ」のグループとがある。概して前者は音楽祭の前半のアカデミーを、後者は後半のアカデミーを担当するのが例年の慣わしだ。
 今日はそのアメリカの先生たちの演奏会。ピアノには、佐久間晃子がゲストのような形で加わった。

 プログラムは、スイスのジャン=フランソワ・ミシェル(1957~)の「イースト・ウィンド」、ユージン・グーセンス(1893~1962)の「パストラーレとアルルキナード」、サン=サーンスの「幻想曲イ長調」、ベートーヴェンの「七重奏曲」。なかなか洒落た選曲である。

 「イースト・ウィンド」は、東欧のロマ(ジプシー)の雰囲気を持つ音楽と解説にはあるが、聴いた感じでは何となくスペインの舞曲といった印象だ。
 トランペットのマーク・J・イノウエ(サンフランシスコ響)と、トロンボーンのデンソン・ポール・ポラード(メトロポリタン・オペラ管)が、真面目くさった顔で吹きまくり、エンディングで突然「ヘイ!」と叫んでおどけた顔と姿になるというギャップの面白さで、満席の聴衆を大爆笑させた。

 またサン=サーンスの曲では、メトロポリタン・オペラ管のハープ奏者の安楽真理子と、コンサートマスターのデイヴィッド・チャンとが、この上なく清楚に美しい演奏を聴かせてくれた。チャンの率いるMETのオケはこれまで何回聴いたか判らないほどだが、演奏会で彼のソロをじっくりと聴いたのはこれが初めてである。叙情的なカンタービレの見事さに感心する。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | HOME |  »

























Since
September 13, 2007

これまでの来訪者数

ブログ内検索

最近の記事

Category

プロフィール

リンク

News   

雑誌 モーストリー・クラシック に連載中
「東条碩夫の音楽巡礼記」