2019-05

11・6(木)ジュリアーノ・カルミニョーラと
ヴェニス・バロック・オーケストラ

   紀尾井ホール 7時

 人気のピリオド楽器アンサンブルの演奏会。今日は「オール・ヴィヴァルディ・プログラム」で、ヴァイオリン協奏曲4曲を含み計7曲。そのあとにアンコールを5曲も演奏するという大サービス。

 今回は、指揮者のアンドレーア・マルコンは来ていない。そのせいか、最初の3曲は、このオーケストラにしてはどうしたのかと思うくらいアンサンブルも粗く、演奏も低調だった。が、ジュリアーノ・カルミニョーラがソリスト兼リーダーとして参加した4曲目以降は、これはまた別のオーケストラと見まごうばかりのすばらしい演奏となった。

 とにかくカルミニョーラの千変万化の音色とリズム、華麗なテクニック、演奏の推進力はまさに圧倒的で、これに触発されたヴェニス・バロック・オーケストラが目も眩むばかりの多彩さで縦横無尽に躍動して行く。ヴィヴァルディの協奏曲をこれほど面白く聴かせてくれるヴァイオリニストとオーケストラは、こんにち他に例を多くは見ないだろう。したがって後半は、至福の演奏会となった。満員の客席も、最後まで沸いていた。

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