2021-06

2018・12・3(月)ロイヤル・オペラ・ハウス・シネマ「うたかたの恋」

     東宝東和試写室  6時

 英国ロイヤル・オペラ・ハウスで10月15日に上演されたバレエ「うたかたの恋」(原題は《Mayerling》)のライブ映像を観る。

 これは1889年に男爵令嬢マリー・ヴェッツェラと謎の情死を遂げたオーストリア皇太子ルドルフ(いわゆるマイヤーリンク事件)を主人公とした壮絶な物語で、ケネス・マクミランの振付がまた劇的この上ないステージをつくり出している。大怪我を克復して復活したスティーヴン・マックレ―が踊る皇太子の、孤独の苦悩と狂気の演技は、鬼気迫る物凄さだ。

 音楽には全篇でフランツ・リストの作品が使われており、「ファウスト交響曲」の第3楽章「メフィストフェレス」など、意外な効果を上げていて面白い。指揮はおなじみクン・ケセルス。
 都合で第2幕までしか観られなかったが、これは実に凄い舞台であり、私のような、ふだんバレエを観る機会のあまりない者をもエキサイトさせるバレエである。12月7日~13日にTOHOシネマズ系数館で上映とのこと。

 なお、この「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン2018/2019」には11作品が予定されており、そのうちオペラには、キース・ウォーナー演出「ヴァルキューレ」、ステファン・ヘアハイム演出「スペードの女王」、クリストフ・ロイ演出「運命の力」、リチャード・エア演出「椿姫」、デイヴィッド・マクヴィカー演出「ファウスト」(グノー)など、興味津々たるラインナップが見られる。松竹の「METライブビューイング」とはまた一味違うライヴ映像である━━と、別に東宝東和から宣伝を頼まれているわけではないのだが、私好みのものが多いので、ここで御推薦。

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