2021-06

2018・11・14(水)野田秀樹作・演出「贋作 桜の森の満開の下」

      東京芸術劇場プレイハウス  1時30分

 1989年に初演された「贋作 桜の森の満開の下」(昨年創られた歌舞伎仕様の「野田版 桜の森の満開の下」とは異なるものの由、私は観ていない)が17年ぶり、3回目(?)の再演。

 野田秀樹自身(ヒダの王)を含め、妻夫木聡(耳男)、深津絵里(夜長姫)、天海祐希(オオアマ)、古田新太(マナコ)、藤井隆(赤名人)ら人気俳優たちが出演する舞台とあって、客席は超満員である。
 今回は9月1日からの東京公演を皮切りに、9月末~10月初のパリ公演を挟み、大阪、北九州と公演して、11月30日から25日まで(休演日あり)、総計59回の公演というから凄いものだ。

 桜の花一色に彩られた舞台(堀尾幸男美術)で、野田秀樹特有の「言葉の遊び」を交えたセリフが猛烈なスピードと大音声で展開される。
 テレビでしか知らなかった深津絵里が、よくまああんなに絶叫と地声とを交互に聞かせる幅広い発声を続けられるものだとか、舞台俳優というものは、本当に咽喉を鍛えているんだなとか、私のような素人ファンは、ただもう感心するばかりである。

 桜吹雪の中に浮かび上がる鬼の顔(面)は、まさに日本独特の素晴らしい「絵」であった。そして、喜劇の裡に正義と権力と鬼性との軋轢が描かれて行くさまも、すこぶる見事だった。4時半頃終演。

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