2018-12

2018・11・9(金)アレクサンドル・ラザレフ指揮日本フィル

      サントリーホール  7時

 桂冠指揮者兼芸術顧問アレクサンドル・ラザレフの指揮。彼のロシアン・レパートリーの一環で、今日はグラズノフの「交響曲第8番」とショスタコーヴィチの「交響曲第12番《1917年》」。

 全体の演奏時間は必ずしも長くはないが、音楽の重量感という点では相当なもので、オーケストラもさぞや大変だったろう。しかし演奏自体は、裂帛の気合がこもった誠実な熱演だった。猛将ラザレフならではの牽引力である。
 ショスタコーヴィチの方は火を吐くようなエネルギーに満ち、些か怒号し過ぎるようにさえ思える凄まじさだったのに対し、グラズノフの方は流麗で色彩的で、この曲から予想外(?)の面白さが引き出されていた。金管と木管のソリがいずれも快調だったことも、今日の演奏を輝かしいものにする一因となっていただろう。

 日本フィルは、2回の定期演奏会のうちの初日は概してまとまりの悪い演奏になる傾向があるのだが、さすがに鬼将軍ラザレフの仕込みは完璧。今日は見事な演奏を繰り広げてくれていた。

コメント

ラザレフは裏切らない

あまりに凶暴な演奏で鼓膜を損傷しました、と日本フィルに慰謝料を請求しようと思っております。というのはもちろん冗談で、その凄まじい演奏にただただ称賛のブラヴォーを送りたいと思います。彼のショスタコ、常に期待を大きく上回り(あの9番でさえも)一度も裏切られたことがない!
土曜P席にて。

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