2020-04

2007・6・9(土)下野竜也指揮読売日本交響楽団

    東京芸術劇場コンサートホール  2時

 下野のがっちりした指揮。緻密で揺るぎのない音楽を創る。ドヴォルジャークの「6番」がこれほど構築性を備えた作品として再現されたことは稀ではないかとさえ思われる。作品のバランス構築も卓越したものだし、これは大変な才能ではなかろうか。第3楽章最後のストレッタなど、もしかしたらあのシノーポリのシューマンに拮抗できるかもしれない。

 ただ、そのような正面切ったアプローチに耐えられぬ曲もあるわけで、同じドヴォルジャークの「スケルツォ・カプリチオーソ」などでは、その生真面目さが裏目に出るだろう。
 といって、いい加減な演奏をすれば映えるという意味ではない。いっそ、どんなつまらない曲でもサマにしてみせるトスカニーニの芸風を目指してもらいたいものだ。

 この2曲の間には、今月で定年を迎えた菅原淳のソロでテーリヒェンの「ティンパニ協奏曲」が演奏された。しかし、菅原さんには悪いが、これは面白くない曲だが、珍しさと、菅原の熱演とで保った。

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