2018-10

2018・7・16(月)東京二期会 ウェーバー:「魔弾の射手」ゲネプロ

      東京文化会館大ホール  5時

 今週は東京文化会館で上演される東京二期会制作の「魔弾の射手」を、A・Bキャスト併せて2回、次いで西宮の兵庫県立芸術文化センターで上演が始まる同劇場制作の新演出「魔弾の射手」をA・Bキャスト併せて2回、取材することになっている。
 それに先立っての今日のゲネプロだから、「魔弾」は計5発ということになる(7発だったら最後の1発はヤバイことになるが、5発なら安全圏内だろう)。

 で、こちら東京二期会のは、あのペーター・コンヴィチュニー演出版によるものだ。18日から4回上演される。
 ピットに入ったのは読売日本交響楽団で、今日のゲネプロでも、予想通り安定した厚い響きを聴かせてくれた。また、アレホ・ぺレスの指揮が速いテンポで煽るように飛ばして行くタイプなので、このオペラの音楽の良さが、本番では小気味よく堪能できそうだ。

 実際このオペラには有名なフシが多いし、ドイツ・ロマン派の真髄ともいうべき神秘的な美しさにも事欠かない。ワーグナーがこの「魔弾の射手」の音楽にいかに多くのものを負うているか、それを聴きとるのも面白さの一つである。
 問題は、セリフまわしなのだが・・・・いや、これは初日の幕が開いてからにする。

 歌唱はもちろんドイツ語だが、そのセリフは日本語。字幕は日本語と英語(!)が付き、日本語の台詞にも英語の字幕が付く。外人観客対応の措置だ。
 原作は3幕制だが、今回は第1幕と第2幕を切れ目なしに上演、スペクタクルな見せ場「狼谷の場面」のあとに休憩が入る。

 演出は、基本的には、あのハンブルク州立劇場上演のライヴ(DVDが出ている)と同じではあるものの、細部は随所に違いがある。特に第3幕は、まさにコンヴィチュニーぶしともいうべき独自の解釈の連続だ。今日はコン様は、一度最後まで上演してから、すべての部外者を強権で(!)客席から退去させ、しかるのちにダメ出しを行なっていた(はず)。

 なお、今回はコン様の提案で悪魔ザミエルを女性が演じるということも大々的にPRされており、元宝塚のトップスター大和悠河が、さすが宝塚出身ともいうべきカッコいい舞台姿を見せる。セリフもある。この「宝塚的悪魔」は、さまざまな姿で随所に登場するので、それを眺めているだけでも楽しい。
 その上、第3幕で悪魔の分身として舞台に現われるヴィオラ奏者ナオミ・ザイラーも映えるから、今回は悪魔の女性2人が見ものということにもなるだろう。

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