2021-06

2018・4・12(木)東京・春・音楽祭 レオンスカヤのシューベルトⅤ

      東京文化会館小ホール  7時

 エリーザベト・レオンスカヤのシューベルトのピアノ・ソナタ・ツィクルス、今日は「第7番変ホ長調D568」、「第14番イ短調D784」、「第20番イ長調D959」というプログラム。
 満席とは行かないけれど、熱心な聴衆が詰めかけている。ツィクルスすべてを聴く、という知人も何人かいるようだ。私自身は、結局計3回だけだったけれど。

 さて,━━今回使用されているピアノの音色がどうも私の好みに合わないのだが、それは別として。
 レオンスカヤの場合、その暗い、くぐもった音色の強奏が不思議な緊張感を生み出すことは事実である。「D784」にこれほど強い推進性を感じさせてくれた演奏は、滅多に接したことがない。
 そして、最後期3大ソナタの一つである「D959」は、さらに圧巻だ。第1楽章の展開部の終りのスタッカート音型の跳躍など、異様な緊迫感にあふれていたし、第2楽章中間部にしても、情熱的というよりは何か鬼気迫るような炸裂といった感がある。

 これらがもしスタインウェイあたりの明るく抜けのいい音で演奏されていたら、こうは聞こえなかったであろう。彼女がヤマハを使う狙いも、そこにあったのかもしれない。

コメント

全曲演奏会あさり好きだった

>ヤマハを使う狙いも、そこにあったの

レオンスカヤにある自宅のピアノは何なんだろう。
ヤマハ、カワイ、スタインウェイ、べヒシュタイン、ベーゼンドルファーなどなどいろいろある。
ヤマハとスタインウエイでは全然特徴が違う。それはよくわかります。タッチの戻り具合が違ってしまうと、あの小ホールでは響きが全然違うでしょう。

素朴な思い。浜松国際ピアノコンクールって、ヤマハのピアノを使用することが必須条件なのでしょうかね。3回聴きに行ったけど
優勝者が、ガヴリリュック(今や、コンセルトヘボウ大ホールに定期的で出演している)の時。ソン・ジンチョの時。優勝者がいなかった時のブレハッチの時。

 27.09.2011 Вена, Концертный зал Musikverein ( Часть 1 )  これをコピーして、youtubeへ。公式ホームページです。

ここでは、スタインウエイを使用している。
 
管理者様にだけ許可しようか。そのままにしようか大きく迷ったけどこのままに。
ただ、公式ホームページなのでみんなが知っていても著作権を侵害しないのであれば知っておいても悪くないので。。

****
シューベルト。 「D784」、バブルの時、この度引退していくマリア・ジョアン・ピレシュが16番を変更してこの作品にしたこと覚えています。

もっと驚いたのは、僕の愛聴盤にホルヘ・ボレットJorge Boletの演奏があります。その組み合わせが同じく「第20番イ長調D959」と「第14番イ短調D784」なのです。演奏順は違うけど、(さらにボレットのピアノは最後の来日だった時も自分のピアノBaldwinを持ち込んでまでの演奏だった。N響とのラフマニノフの3番。)あれも独特の説得力です。今も聴いています。この前、人に貸したら「あなたの持っているこの演奏家のCDみんな貸して。」と言われ10枚貸しました。

ボレットと同じ選曲をしている彼女のことに、彼女のお師匠さんの系譜でどうなってんだろう。と思わずにはいられません。

行きたくてもいけませんでした。 14番と20番の組み合わせに僕の愛聴盤ホルヘ・ボレットのことを思い出し書いてしまいました。

レオンスカヤ。ホルスト・シュタイン/バンベルクSOの4夜ブラームス全曲演奏会のピアノ協奏曲2曲担当していましたね。あの時のピアノは何だったんだろう。

ふと、思い出したことがあって。

東京文化会館小ホールで昔、こんなことありましたよね。
同じレオンスカヤと同じグルジア出身のエリソ・ヴィルサラーゼ。ご主人はオレグ・カガン。そしてナターリヤ・グートマン。3人で来ることになっていた。
けど、ヴァイオリニストのご主人が死んでしまって、残念な思いをした記憶があります。
あの時は、3人トリオが企画されたりもしたし楽しみにしていました。
そのコンサートも東京文化会館小ホールでした。

ソヴィエト出身のタチアナ・ニコライエワのゴールドベルグ変奏曲。そして非常に機知に富んだアンコール5曲ショパンからドビュッシーなど。これも東京文化会館小ホール。
あの時はサントリーホール小ホールで2夜に分けたショスタコーヴィチの24の前奏曲とフーガという意欲的なこともありました。バッハに触発されているショスタコーヴィチもあった。
ファンになったので、グランドソナタ/展覧会の絵のコンサートにも行きました。
フェドーセエフ指揮のチャイコフスキーも聴きに行きました。

これらコンサートの発売日。インターネットなんてない時代だから、朝日新聞東京版木曜日の夕刊に文化面で発売日が告知されていくから楽しみにしてよく掲載される内容を吟味して行った大学生時代と社会人初めの頃でした。有名どころじゃない音楽事務所の企画に極めて良質な企画が掲載される欄があって、朝日新聞採ってました。 

レオンスカヤのピアノ。音を外してしまう(ミス)ことはあっても、大局的に捉えて堂々とした演奏であることに魅力を感じています。

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