2019-04

2018・3・27(火)「二人三番叟」「雙生隅田川」

      KAAT神奈川芸術劇場大スタジオ  2時

 これはKAATの「若手舞踊公演《SUGATA》」のシリーズで、2015年から始まったものの最終公演とのことである。

 第1部の15分が、中村鷹之資と中村玉太郎による舞踊の「二人三番雙(ににんさんばそう)」。
 第2部の120分が通し狂言「雙生隅田川(ふたごすみだがわ)」で、中村鷹之資(吉田少将行房、他)、中村玉太郎(小布施主税)、中村種之助(惣太女房唐糸、鯉魚の精)、尾上菊之丞(惣太、七郎、他)、藤間勘十郎(班女御前、演出・振付)他が出演。
 後者は、歌舞伎座の大舞台でやるような華やかな書割など無い簡素な舞台だが、大天狗もちゃんと登場するし、客席通路を使っての立ち廻りも、また単純なものだったが宙乗りも出て来て、愉しめるものではあった。

 鷹之資も玉太郎も未だ10代後半の由で、重みはないけれども、体当り的な熱演が好ましい。だが舞台としては、やはり菊之丞の声と演技の強烈さ、発音の明晰さが、特に七郎役において際立つ結果となったであろう。

 「大向う」の担当は、客席最後部の関係者席(?)にちゃんと居て、「天王寺屋!」(鷹之資)などと要領よく掛け声を飛ばしていたが、この種のものはオペラにおけるサクラのブラヴォー屋とは違い、芝居の見せ場や台詞と一心同体になっているから、関係者席から飛んだとて違和感はない。
 ただ、その同じ席から、掛け声の間に時々同じ質の声でゲホゲホと咳が聞こえて来るのはちょっとサマにならぬ。お大事に。

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