2019-04

2018・3・20(火)狂言風オペラ「フィガロの結婚」 

      観世能楽堂  3時

 銀座にある「二十五世観世左近記念・観世能楽堂」で上演されたのは、モーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」を狂言風に仕立てた出しもの。

 オペラからは、管楽八重奏に編曲した12曲ほどを抜粋、これをルツェルン音大の教授陣のアンサンブルという「クラングアート・アンサンブル」(管楽八重奏&コントラバス)が橋掛りに並んで演奏した(失礼ながらこれは、お上手だったとは言い難い)。

 さて、本舞台で演じられたのは、藤田六郎兵衛の脚本演出により、能と狂言に仕立てられた「フィガロの結婚」の縮小ストーリー版である。
 登場人物は、好色な中将・在原業平ならぬ「在原平平(アリハラノヒラヒラ)」(アルマヴィーヴァ伯爵)は人形だが、「北の方・橋の上」(ロジーナ、奥方様)は赤松禎友、「随身家路」(フィガロ、太郎)は野村又三郎、「女房梅が枝」(スザンナ、お花)は茂山茂、「小舎人童光丸」(ケルビーノ、蘭丸)は山本善之、樋洗童春菜「バルバリーナ、おあき」を茂山あきらがそれぞれ演じていた。
 邦楽部分の演奏は、太夫を豊竹呂太夫および三味線を鶴澤友之助。芸術監督は大槻文藏、音楽監修は木村俊光。

 アイディアは秀逸である。大いに推進していただきたいとは思う。
 とはいえこの種の試みの場合、泰西の原作と日本風アレンジとの兼ね合いは、常に議論の対象になるだろう。今日の上演を見ても、かなり練り上げていることは解るけれども、それでも両者の融合までには、もう一つ未だ距離があるような気がするのだが・・・・。

 今回はこの観世能楽堂での2日間の昼夜2回公演のあと、京都(けいはんなホール)と大阪(いずみホール)で1回ずつ上演の由。
 4時50分頃終演。地下鉄銀座線で上野に向かう。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://concertdiary.blog118.fc2.com/tb.php/2911-6b3629d4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

























Since
September 13, 2007

これまでの来訪者数

最近の記事

お知らせ

●2007年7月以前のArchivesを順次、アップロード中です。併せてご覧下さい。
2007年7月
2007年6月
2007年5月
2007年4月
2007年3月
2006年7月

Category

ブログ内検索

プロフィール

リンク

News   

雑誌 モーストリー・クラシック に連載中
「東条碩夫の音楽巡礼記」