2019-06

2018・3・14(水)新国立劇場 ドニゼッティ:「愛の妙薬」

     新国立劇場オペラパレス  7時

 チェーザレ・リエヴィの演出、ルイジ・ペーレゴの舞台美術、マリーナ・ルクサルドの衣装により2010年4月にプレミエされたプロダクション(4月23日の項)。その後2013年にも再演されているが、その時は、私は観ていない。今日は再演の初日で、このあと16、18、21日にも上演される。

 舞台はもちろん、同じだ。冒頭でアディーナが読んでいる「トリスターノとイゾッタ(トリスタンとイゾルデ)」の書物の形および妙薬「ELISIR」の文字をモティーフにした装置と、登場人物たちの服や髪の色などを含め、極めてカラフルな光景の中で繰り広げられる。
 舞台としてのまとまりはいい━━はずなのだが、この新国立劇場特有の不思議な雰囲気の所為か、それとも初日公演の所為か、何か一つ熱気というか、活気というか、沸き立つものが感じられないのが問題である。小奇麗につくられてはいるし、何処と言って破綻はないのだが、何か「燃えない」のだ。
 新国立劇場のプロダクションには、何故いつもこういう雰囲気が付きまとうのか、謎である。今日はその上、フレデリック・シャスラン指揮する東京フィルの演奏からして、弾むような楽しさというものが希薄な、平板な演奏と来ている。

 歌手たちは、精一杯やっている。アディーナ役のルクレツィア・ドレイと、ネモリーノ役のサイミール・ピルグが明るく伸びのある声で聴かせていた。他にレナート・ジローラミ(ドゥルカマーラ)大沼徹(ベルコーレ)、吉原圭子(ジャンネッタ)、新国立劇場合唱団。
 9時35分頃終演。
       →別稿 音楽の友5月号 演奏会評

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