2019-04

2018・3・6(火)ロンドン交響楽団パーカッション・アンサンブル

     東京オペラシティ コンサートホール  7時

 9月のラトルとの来日公演に先立ち、ロンドン響の打楽器奏者を中心とする6人のアンサンブルがやって来た。
 この6人のうち、ロンドン響の打楽器奏者はニール・パーシー、デイヴィッド・ジャクソン、サム・ウォルトンの3人。他に元ロンドン響奏者で現在はロンドン・フィルの首席奏者であるサイモン・キャリントン、それにゲスト(?)のフィリップ・ムーアとジョセフ・ハヴラットが加わっている。

 プログラムは、チック・コリアの「デュエット組曲」、ジョー・ロックの「Her Sanctuary」,ジョン・アダムズの「ロール・オーヴァー・ベートーヴェン」、小曽根真の「Kato’s Revenge」、スティーヴ・ライヒの「木片のための音楽」および「六重奏曲」。うちチック・コリアと小曽根の作品には、キャリントンの編曲の手が加えられている由。

 ヴィブラフォンやマリンバ、ドラム、タムタム他の打楽器にピアノまで入って来るサウンドの豊かさは、そのかみの有名なストラスブール・パーカッション・アンサンブルとはまた異なり、鋭角的で複雑なリズムの饗宴というよりも、甘美で陶酔的なモアレ・ミュージック(古いネ)のような効果を生み出す。ナマ音と小型スピーカーによる拡声音とがミックスされて舞台一杯に柔らかく拡がるハーモニーも、何とも言えぬ快感を呼び起こすのである。

 ピアノ2台によるジョン・アダムズの作品は意外につまらなかったが、ジョー・ロックの「Her Sanctuary」など実に豊麗であり、第2部でのライヒの作品2曲の音色の多彩さも魅力的だった。
 「木片のための音楽」は、6人の奏者がそれぞれ音程の異なるウッドブロックをたたいて演奏する曲なのだが、このリズムの中に日本の祭囃子のようなものが二つ三つ現われるのは笑えるし、演奏にはあのテリー・ライリーの「in C」に似た手法が応用されていたのも興味深い。

コメント

大阪で拝聴しました

大阪、ザ.シンフォニーホールでの同プログラム。視覚的にも楽しかったです。とりわけ、六重奏曲は何とも言えない心地よさでした。パーカッションアンサンブルの表現の幅広さを感じます。ああ、楽しかった。

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