2019-10

2018・3・5(月)英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマ「リゴレット」

     東宝東和試写室  6時

 1月16日ロイヤル・オペラ上演のライヴ中継映像。
 演出がデイヴィッド・マクヴィカー、指揮がアレクサンダー・ジョエル。主演歌手は、ディミトリ・プラタニアス(リゴレット)、ルーシー・クロウ(ジルダ)、マイケル・ファビアーノ(マントヴァ公爵)、アンドレア・マストローニ(スパラフチレ)。

 米国のMETと違い、英国のロイヤル・オペラはやることが結構過激だから、ステージにはかなり露骨な光景も繰り広げられる。
 マクヴィカーのこの演出は、オーパス・アルテから出ている2001年のライヴ映像DVDにおけるものとほぼ同じ(但し映像はDVDの方が明るい)で、宮廷と廷臣たちの頽廃、狂態、無法ぶりが、非常に「いやらしく」浮き彫りにされている舞台だ。

 その上、ジルダを歌い演じているクロウが箱入り娘的な性格表現を巧く出しているので、その放埓な世界との対比が鮮やかに描かれているとも言えよう。ファビアーノもプラタニアスもそれなりに好演だし、まずは満足できる「リゴレット」であると言える。ほぼノーカットで演奏されているのも有難い。

 この「英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン」のシリーズは、休憩時間に指揮者がピアノを弾きながら音楽解説をする映像を入れているのが売りものの一つだが、今回のジョエルの解説もなかなか参考になる。
 なお今回の上演は、昨年世を去った名歌手ディミトリ・フヴォロストフスキーに捧げられており、彼の映像も挿入されていた。本当に惜しい歌手を喪ったものだと、改めて胸がいっぱいになる。
 上映時間は約3時間。今月9日から15日まで、東宝東和の配給により一般上映の由。

コメント

フヴォロストフスキー

本当に惜しい人ですね。以前Bsで放映された赤の広場でのコンサート、ネトレプコとのエフゲニーオネーギン終幕での熱唱、モスクワ郊外の夕べもアンコールで、歌っていました。CDで[where ara you,may brathers?]戦争にかかわる歌の数々,カチューシャ、満州にの丘に立ちてらの入ったアルバム(17曲)を愛聴しております。残念です。

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