2021-06

2018・1・13(土)上岡敏之指揮新日本フィルハーモニー交響楽団

       すみだトリフォニーホール  2時

 10時40分から12時10分まで、毎年1月土曜日恒例の早稲田大学オープン・カレッジのオペラ講座(今日が今年の第1回、テーマは「ローエングリン」)を喋った後、すみだトリフォニーホールへクルマを飛ばす。ホール近くの回転寿司で3皿ばかりつまんでからコンサートを聴く、というスケジュールには手頃だ。

 今日の上岡&新日本フィルの演奏会は、定期公演だが、プログラムは、ヨハン・シュトラウス一家のワルツやポルカなど10曲を並べ、その前後にラヴェルの「高雅で感傷的なワルツ」と「ラ・ヴァルス」をそれぞれ置く、という、一風変わった構成を採った。
 しかもこの「ワルツ、ポルカ&行進曲」集には、「狩のポルカ」や「加速度円舞曲」などといった作品は含むものの、大半は日本ではあまり演奏されない曲目━━「踊るミューズ」「東方のおとぎ話」「《パーズマーン》からのチャルダーシュ」「ロシアの行進曲風幻想曲」「女性賛美」「北海の絵」などといったもの━━で固めている。これまたユニークな企画で、面白い。コンサートマスターは崔文洙。

 演奏の内容は、いろいろな意味で予想通り、いや、予想を上回った、と言っていいかもしれない。
 所謂「上岡ぶし」は、当然ラヴェルの2作の方で発揮された。敢えて言えば、「高雅で感傷的なワルツ」における6つの部分をそれぞれ切り離し、別々の曲のような形で演奏するやり方は、この作品全体の美しい流れを完全に損なう結果となるので、大いに異論のあるところではあったが・・・・。

 だが、今日の演奏の中で、最も驚かされ、舌を巻いたのは、アンコールとして演奏された「こうもり」序曲である。これは、凝ったテンポと、変幻自在のニュアンスを備えた、如何にも上岡敏之らしい音楽の構築だったが、見事だったのは、その精緻なニュアンスを完璧にこなした新日本フィルの柔軟な演奏であった。このコンビの共同作業も、とにかくついにここまでに達したのか、という嬉しい感慨━━。

 終って、赤坂のサントリーホールへ移動。今日は、このコースを採る人も結構いたようだ。

コメント

ニューイヤーコンサート

東条先生言われるとおり、面白い企画であり、優れた演奏だった。これなら、普段クラシックに縁がなくても楽しめる。
久しぶりに、息子の嫁を引っ張って行ったのだが、満足してくれたようだった。

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