2021-06

2018・1・9(火)福井敬×アントネッロ スペシャル・リサイタル

       Hakuju Hall  2時

 テノールの福井敬が、今回は古楽アンサンブルのアントネッロ(濱田芳通、石川かおり、西山まりえ)と組んで、イタリア・バロックの歌曲を中心とした演奏会を開いた。

 プログラムは、ルイジ・ロッシ、フレスコバルディ、メールラ、カッチーニ、カレスターニ、カステッロ、モンテヴェルディ、ガストルディ・・・・などといった作曲家の作品である。
 すでにCDがリリースされているとはいえ、ナマではまず滅多に聴けないような雰囲気の演奏といえるかもしれない。

 もちろん、アントネッロにとっては、この種のレパートリーは、もう自家薬籠中のもののはず。相変わらず見事な演奏であったことは言うまでもない。
 だが、ドラマティック・テノールを売り物にする福井敬が、これらの作品を、あの独特の強靭で張りのある、しかも豊麗な声で歌うとなると━━音楽が全く異なった性格を帯びて来るのが面白い。それは、こういった歌曲でよく聞かれる優男(ヤサオトコ)的な歌い方とは正反対のものであり、骨太で豪快だ。
 まあ、曲によっては、牛刀を以って鶏を裂く、といった感もなくはなかったけれど━━非常に新鮮であった。

 これは75分構成のプログラム。昼夜2回の公演だった。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://concertdiary.blog118.fc2.com/tb.php/2868-b2eb6b90
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

























Since
September 13, 2007

これまでの来訪者数

ブログ内検索

最近の記事

Category

プロフィール

リンク

News   

雑誌 モーストリー・クラシック に連載中
「東条碩夫の音楽巡礼記」