2021-06

2017・12・10(日)ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団

      サントリーホール  6時 (後半のみ)

 川崎の「ドン・ジョヴァンニ」の演奏が終ったのが6時少し過ぎ。
 いつもなら最後まで拍手を続けるところだが、今日はカーテンコール1回分だけで失礼して、6時18分の東海道線に飛び乗って新橋まで行き、タクシーで赤坂溜池へ駆けつけ、6時50分にサントリーホールに着く。

 ワレリー・ゲルギエフ得意の超重量コンサート「ラフマニノフ特集」の「夜の部」は、「ピアノ協奏曲」の第3&第4番と「交響的舞曲」なので、どうせ7時に着いても「4番」のさなかだろうし、最後の「交響的舞曲」だけでも聴ければいいと思っていた。
 ところがホールの前まで行くと、どっと人が出て来る。たった今「3番」が終り、休憩時間になったところだという。最初にセレモニーがあったそうで、ゲルギエフのスピーチなどがあり、時間が押していたのだそうだ。

 おかげで、デニス・マツーエフがソロを弾く「4番」も、まるまる聴くことができた。
 「ピアノをぶっ壊しそうな」いつもの彼の勢いは、曲想の関係もあってあまり発揮されていなかったが、それでもゲルギエフの巧みな、色彩的なサポートのせいもあって、この曲をこんなに面白く聴いたのは初めてだと言ってもいいくらいの演奏が聴けた。

 アンコールにはラフマニノフの「音の絵」の「作品39の2」が演奏されたが、ゲルギエフがステージ下手の高い山台の傍に立ったままじっと耳を傾けていたのは、いつもの通り。ただ、この時のゲルギエフの姿が、何かやはり年とったな・・・・という感じに見えたのが、ちょっと気になったけれども。
 まあ今日は、午後にマチネーが一つあり、そこではラフマニノフの第1番と第2番のピアノ協奏曲および長大な「第2交響曲」を指揮していたはずだから、鉄人ゲルギエフと雖も疲れていたのかもしれない━━終演後に楽屋を訪ねた時には、いつになく消耗しているように見えたし。

 プログラムの最後は、「交響的舞曲」。決して威圧的にはならないけれど、豪壮で豪華な雰囲気をもった演奏である。パレフのデザインとも共通するような、ロシアの色彩感に満たされた演奏がゲルギエフらしい。第1楽章での、最強奏のあとに潮が引いて行くようなデクレッシェンドを聴かせる個所は私の好きなところだが、マリインスキー劇場管もこういうくだりを実に楽々と演奏しているのだった。
 アンコールは何と、メンデルスゾーンの「夏の夜の夢」からの「スケルツォ」。

 例の如く、ゲルギエフの演奏会の所要時間は長い。このあと、サイン会が行われるとかで、その行列はホールの袖の入口からメイン・ロビーまで、ぎっしりと続いていた。終りは何時になったやら。

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