2021-06

2017・11・14(火)大平まゆみ ヴァイオリン・リサイタル

      Hakuju Hall  7時

 札幌交響楽団のコンサートミストレス、大平まゆみさんの「地」の演奏を聴くのは今回が最初━━コンサートマスターとしての演奏はしばしば聴いているけれども、指揮者の意向を汲み取って演奏する時あるいはアンサンブルのリーダーとして演奏する時と、自らのスタイルを自由に押し出せるリサイタルでの演奏とは、明らかに違うはず。そういう意味でも興味津々だったが、果せるかな、予想していたのとは随分イメージが違った。

 プログラムは、第1部がバッハの「無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番」とブラームスの「ヴァイオリン・ソナタ第2番」。こちらでも随分情熱的な演奏をする人だと感心したが、第2部のサラサーテ特集━━「カルメン幻想曲」「アンダルシアのロマンス」「サパテアード」「ツィゴイネルワイゼン」では、さらに情熱的な演奏になり、豪快奔放なほどの表現になった。
 このホールは「よく響く」ので、音量も、演奏にみなぎる力も、強靭なものになる。深紅のドレスに身を包んで大きな身振りで弾く迫力も、なかなかものだ。にこやかな表情の方だが、パッショネートな音楽家なんだな、という印象。

 もっとも、そのわりにステージ上のトークの声は優しく低く、しかも早口だったので、後方客席からはあまりよく聞き取れなかったが・・・・ともあれ、オーケストラの一員として弾いている時の彼女とは違った面を見ることができて、すこぶる愉しい演奏会であった。

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