2021-06

2017・11・9(木)METライブビューイング モーツァルト:「魔笛」

      東劇  6時30分

 終演後すぐに日比谷の日生劇場を飛び出し、東銀座の東劇へ向かう。同じオペラでも、こちらは映画だ。モーツァルトの「魔笛」で、メトロポリタン・オペラの10月14日上演のライヴ映像。
 今シーズンの「METライブビューイング」の開幕に際し、第1弾となる「ノルマ」に先がけて行われた特別試写会である。

 これはジェイムズ・レヴァインの指揮、ジュリー・テイモアの演出、ゲオルギー・ツィーピンの舞台美術、ドナルド・ホールダーの照明他による実に美しい幻想的な舞台だ。小鳥や熊などの動物や、夜の女王の衣装などが、大勢の黒子によって華麗に舞う。このプロダクションは、以前プレミエされた時、私も現地で観て、その美しさに酔ったものである。

 ただ、その時に最も強く印象に残った夜の女王の衣装のデザインは、今回の上演ではかなり異なっている。あの時は、彼女のアリアの際に、その衣装が真っ暗な舞台の左右いっぱいまで大きな羽根のように拡がり、客席から感嘆の溜息が漏れるほど美しかったものだ。それに比べると今回の衣装はだいぶ小型になってしまっていた。
 また当時、ツィーピンが入れ込んでいたガラスを活用した舞台装置も、今回の舞台ではどうも雰囲気が違う。今回の国内上映用プログラム冊子の解説にそれを重点的に取り上げて書いてしまった手前、少々具合の悪い思いをしている。

 歌手陣は、王子タミーノをチャールズ・カストロノヴォ(台本指定通りの日本の(古代の)狩衣風な衣装とメイクが面白い)、王女パミーナをゴルダ・シュルツ、鳥刺しパパゲーノをマルクス・ヴェルバ(巧い。舞台をさらってしまっていた)、高僧ザラストロをルネ・パーペ(この収録日の公演のみ彼が歌ったそうだ。いつもの彼ほど冴えがないようだったが、貫録は流石のもの)、夜の女王をキャスリン・ルイック、その他。

 上映時間は3時間42分で、10時20分頃に終った。

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