2021-06

2017・10・12(木)ラ・プティット・バンド

     浜離宮朝日ホール  1時30分

 シギスヴァルト・クイケンがリーダーを務めるバロック・オーケストラ、ラ・プティット・バンドの、J・S・バッハの作品による演奏会を聴く。今回は、ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1、フラウト・トラヴェルソ1、オーボエ2、チェンバロという編成だ。

 プログラムは、前半が「管弦楽組曲第3番」(弦楽四重奏とチェンバロ)、「音楽の捧げもの」からの「トリオ・ソナタ ハ短調」(フラウト・トラヴェルソ、ヴァイオリン、チェロ、チェンバロ)、「チェンバロ協奏曲第5番」(チェンバロ、弦楽四重奏)。後半では前述のフル編成にソプラノ(アンナ・グシュヴェンド)が加わり、カンタータ第204番「私の心は満ち足りて」。

 室内アンサンブル規模の編成がホールのアコースティックに合致して、清澄な響きを生み出す。ナマのステージで聴くとその微細な声部の交錯がじっくりと堪能できて面白い。
 ほぼ30分間、レチタティーヴォとアリアとを歌い続けたグシュヴェンドのソプラノも実に澄んだ気品のある声だったが、2本のオーボエが舞台前面に並んでいたため、その楽器が演奏に加わる部分のみはマスクされてしまったのだけは惜しかったが、これは小さな問題に過ぎぬ。ヒューマンなバッハの世界に浸った午後の2時間。

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