2021-06

2017・10・7(土)リッカルド・シャイー指揮ルツェルン祝祭管弦楽団

       サントリーホール  5時

 ホールには5時15分くらいに着く。
 東京公演の2日目はR・シュトラウス・プロで、「ツァラトゥストラはかく語りき」「死と変容」「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」の3曲。1曲目の「ツァラ」は諦めていたので、第2部の2曲のみ聴く。

 昨日と同様、ルツェルン祝祭管弦楽団は、ホールを揺るがせて鳴り渡る。
 「死と変容」のクライマックス個所など、オーケストラ全体が巨大な山脈と化した如く、留まるところなく盛り上がって来るさまが凄い。地鳴りのような轟きが伝わって来て、今日もLC前方席で聴いていたのだが、何と椅子の背中がビリビリと来るような━━そんな馬鹿な話があるかと言われそうだし、自分でもそう思ったのだが、本当にそんな感じがしたのである。

 「ティル」も、主人公の「いたずらと大暴れと処刑」のストーリーが、極度のダイナミズムで描き出された。アンコールは・・・・昨日も本編に劣らぬスペクタクルだったので、今日も多分、と予想していたら案の定、「サロメ」の「7つのヴェールの踊り」が出て来た。選曲も演奏も、ちょっとやり過ぎじゃないかと思うところもあったけれども、とにかく痛快ではあった。

 大きな音でやったからいいというわけではない。だが、オーケストラという大人数の楽器集団がその力を極めるための、あくまで一つの例として、このシャイーとルツェルン祝祭管は、その面白さを具現してくれたことは確かであろう。それに、これだけ巧くて、しかも表情豊かな大オーケストラが演奏すると、R・シュトラウスの作品が如何に並外れて精妙精緻で、色っぽくて、聴き手の官能をくすぐる力を持っているかということが、改めて如実に感じられるのである。

 シャイーは、昨日と同様、オーケストラが引き上げてからもソロ・カーテンコールに呼び出されていた。

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