2017-11

2017・7・3(月)ハーゲン・クアルテット

    トッパンホール  7時

 「ハーゲン・プロジェクト2017」と題し、ショスタコーヴィチとシューベルトの弦楽四重奏曲を組み合わせたプログラムで3夜の演奏会が組まれている。今日はその初日。ショスタコーヴィチは「第3番」、シューベルトは「第13番《ロザムンデ》」が取り上げられた。

 ハーゲン・クアルテット、演奏の「内容が薄い」などと言われたのは昔の話。技術的には確かに昔の方が冴えていたかもしれないが、今では音楽そのものに、聴き手の心に直接訴えかけて来る情感が増している。
 ショスタコーヴィチの「3番」が━━これは私だけの印象かもしれないし、聴いた位置によるのかもしれないが━━今日は常ならず温かさにあふれたものに感じられてしまったのである。

 もちろん「ロザムンデ」は言うを俟たない。第1楽章の出だしなど、その手法をブルックナーが「第3交響曲」で見事に応用しているのを思い出しては微笑ましくなる個所だが、ハーゲン一族(?)の演奏、昔はこんなに哀感を漂わせていたかな、という印象を得た。
 なんだか独りよがりの印象だが、今日は個人的にも物事を少し感傷的に受け入れたくなる状態にあったので、その所為なのかもしれない。
 アンコールには同じくシューベルトの「第10番」からの第3楽章が演奏されたが、これまた心に沁みる演奏。

コメント

大阪で拝聴しました。

大阪いずみホールでは、ショスタコーヴィチ「第3番」「第14番」。ベートーヴェン「第16番」でした。とりわけ、ショスタコーヴィチ「第14番」とベートーヴェン「第16番」は、ふたりの晩年の作品という事もあり、晩年の境地を見事に表現なさっていると感じます。情感こもる表現力に圧倒されたひとときでした。

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