2017-11

2017・7・1(土)パーヴォ・ヤルヴィ指揮NHK交響楽団

    NHKホール  3時

 先週末のデュティユー、サン=サーンス、ラヴェルというプログラム(A定期)が聴けなかったのは痛恨の極みだが、しかし今日のC定期━━シューマンの「ゲノヴェーヴァ」序曲と「チェロ協奏曲」(ソロはターニャ・テツラフ)、シューベルトの交響曲「ザ・グレイト」も、最近のパーヴォとN響の呼吸を聞き知るには丁度いいものだった。

 特に「ザ・グレイト」は、指揮者がストレートにやればそれなりに快く響き、あれこれ趣向を凝らせばそれなりに面白く聴けるという交響曲だから、楽しみも増す。
 パーヴォの今回の指揮はもちろん後者に近いものだが、ただし予想していたよりも荒々しいエネルギー性を浮き彫りにした解釈で、しかもこれも予想していたより細部の彫琢には拘泥せぬ演奏だったので、残響のほとんどないこのホールの2階6列目で聴いた範囲では、かなり乾いた、素っ気ない演奏に感じられたのが正直なところである。

 第1楽章序奏冒頭のホルンなど、これがN響かとびっくりするような吹き方だったが━━これで些か興を削がれたのは、私だけではなかったのではないか。とはいえ後半2楽章、とりわけフィナーレでの猛烈な追い込みは迫力があった。

 前半のシューマンでは、協奏曲でのターニャ・テツラフの伸びやかな、気宇の大きいソロがひときわ聳え立つ、という感。

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