2021-06

2017・6・19(月)読響アンサンブル・シリーズ

     よみうり大手町ホール  7時30分

 「日下紗矢子リーダーによる室内合奏団」と題し、ショスターヴィチ~バルシャイ編の「室内交響曲」(弦楽四重奏曲第3番」による)と、シューベルト~マーラー編の「死と乙女」という、重量感に富むプログラムが組まれた。

 日下紗矢子はもちろんベルリン・コンツェルトハウス管の第1コンマスであり、また兼任する読響の方は過去4年間ほどコンマスだったが、今年4月からは特別客演コンマスの肩書となっている。
 今回の弦楽アンサンブルには、瀧村依里(ヴァイオリン)や鈴木康浩(ヴィオラ)らも加わり、「室内交響曲」での管楽パートには蠣崎耕三(オーボエ)らも顔を揃えていた。

 演奏も重量級で、聴き応え充分である。どこかのアンサンブルのように、腕は確かで合奏力も完璧ながら音楽がメカニックで温かみが感じられない、などというのとは全く違い、演奏に聴き手の心を揺り動かす一種の魔性のようなものが漂っている。

 「死と乙女」など、これまで私はこの弦楽合奏版の演奏に一度も感動したことがなく、聴くたびにオリジナルの弦楽四重奏曲版の良さを懐かしく思うということの繰り返しだったのだが、今回の「日下紗矢子リーダーによる室内合奏団」の演奏に限っては、冒頭の一撃からして、そのデモーニッシュな力に愕然とさせられ、音楽に巻き込まれて行ったほどだった。
 プレトークで日下さんが話していたけれども、今回の演奏には、オリジナルの弦楽四重奏曲の楽譜にあるニュアンスをも多く取り入れていた由。

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