2017-06

2017・5・22(月)ラトヴィア放送合唱団

    すみだトリフォニーホール  7時

 狂乱の舞踏の祭典(?)のあとの、一服の清涼剤のごとき清澄なハーモニー。カスパルス・プトニンシュが指揮するラトヴィア放送合唱団。今回が初来日だったとは少々意外だが、素晴らしい。

 プログラムがまたいい。フィリップ・グラスの「コヤニスカッツィ」からの「ヴェセルズ」、アルヴォ・ペルトの「スンマ」、それにラフマニノフの「徹夜祷(晩禱)」。
 このうち「ヴェセルズ」では若林かをり(フルート)、大石将紀(ソプラノサクソフォン)、田中卓也(テナーサクソフォン)が協演した。

 1曲目の所謂フィリップ・グラス・サウンドは、何だか久しぶりに聴く感がする。昔はこういうのが流行ったなあ、という気持になってしまったのだが、その理由は、自分でもよく解らない。
 ペルトの「スンマ」での緊迫感も良かったが、やはり私にとっての今夜の頂点は、ラフマニノフの「徹夜禱」をナマで聴けたことである。それはサンクトペテルブルクの合唱団で聴くような━━大地の底から湧き出て来るような、魔性的な凄味のあるハーモニーとは違い、むしろ清澄で透明で浄化されたような世界なのだが、その深みのある音楽には抗し難い魅力がある。

 このラトヴィア放送合唱団は、25日に「ハインツ・ホリガーの音楽」なる演奏会で、また聴ける。これも楽しみである。

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