2017-08

2017・4・11(火)METライブビューイング ヴェルディ:「椿姫」

     東劇  6時30分

 3月11日メトロポリタン・オペラにおける上演のライヴ映像。

 例のヴィリー・デッカー演出━━といえば、2005年夏にザルツブルク音楽祭でアンナ・ネトレプコ、ロランド・ビリャソン主演によりプレミエされ、大センセーションを巻き起こし、DVDでも出たあのプロダクションだ。大時計を使ってヴィオレッタの「残された時間」を描き、医者グランヴィルを最初からずっと舞台に登場させて彼女を見守らせる(もしくは死へ導く)役割を持たせた、あの舞台である。
 もう何度も観ているので、個人的にはもう・・・・という気もするが、しかしこの演出自体は、実に精緻で、良く出来たものであることは、疑いない。

 ヴィオレッタを歌い演じたソニア・ヨンチェーヴァがいい。特に第3幕でのアリアは、限りない憧れを感じさせて絶品であった。
 アルフレード・ジェルモンを歌ったマイケル・ファビアーノが少々個性も弱くて物足りないが、世間知らずのボンボンたる感じはある程度出ていたかもしれない。

 父ジョルジョ・ジェルモンはトーマス・ハンプソン。ザルツブルク・プレミエにも出ていて、本人は幕間のインタヴューで「あの頃との違いといえば、老人のメークにあまり時間がかからなくなったこと」と笑いのめしていたけれども、まだまだ元気だ。

 もともとは主役ではなく、歌う個所も二つか三つしかないにもかかわらず、この演出では重要な役割に押し上げられている医者グランヴィルを演じていたのは、誰だか・・・・METのシーズンブックにも配役が出ていない(「Artist Roster」を全部見ればどこかに出ているはずだが、探す時間が無い。映像のクレジットを視ていれば容易に判るだろう)。

 指揮はニコラ・ルイゾッティ。いつもより柔らかい表情に聞こえたのは、録音のせいかもしれない。
 9時20分頃終映。

コメント

Grenvil

James Courtneyですね。

ご無沙汰しています。他の方がコメントされているかもしれませんが、
この日のグランヴィルはジェームズ・コートニーだとMETのアーカイブにあります。
http://archives.metoperafamily.org/archives/frame.htm
老婆心ながらお伝えします。
いつも思うのですが、このライブ映像配信シリーズ、クレジットくらい(主要キャストとスタッフだけで良いですから)印刷して配布してくれてもよさそうに思うのですが。ずーっと、ちょっと不親切だと感じていました。
あと(ついでに)、音響の点ですが、レベル上げすぎじゃないでしょうか?合唱、重唱のffの所で音が歪んで聴きにくいことがよくあります。それなりの迫力は出て良いのでしょうが・・・。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://concertdiary.blog118.fc2.com/tb.php/2682-dddbf4ee
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

«  | HOME |  »

Since
September 13, 2007

これまでの来訪者数

最近の記事

カテゴリー

全記事表示

全ての記事を表示する

RSSフィード

ブログ内検索

プロフィール

リンク

News   

雑誌 モーストリー・クラシック に連載中
「東条碩夫の音楽巡礼記」