2017-06

2017・3・22(水)東京・春・音楽祭 HORNISTS8

       東京文化会館小ホール  7時

 「《ワーグナー×ホルン》~N響メンバーと仲間たちによるホルン・アンサンブル」と題して、福川伸陽らN響の楽員7人に、読響の久永重明が加わってのホルン・アンサンブルが見事な演奏を繰り広げた。

 プログラムは全て編曲によるドイツ・オペラもので、順不同ながら━━ウェーバーの「魔弾の射手」から序曲の序奏部分及び第1幕の舞踊の一部、ベートーヴェンの「フィデリオ」序曲(これは序曲全部の完全編曲版)、フンパーディンクの「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲と「祈り」。他はワーグナーで、タイトルは「ローエングリン」幻想曲、「ラインの黄金」幻想曲、「トリスタンとイゾルデ」幻想曲、「ジークフリート」幻想曲(実際には「神々の黄昏」からの編曲)。アンコールは「魔弾の射手」の第3幕序奏と、ワーグナーの「ヴァルキューレの騎行」。

 こういう曲を、8本のホルン(「神々の黄昏」ではワーグナー・テューバと持ち替え)だけで吹きまくるのだから見事なものである。
 演奏も鮮やかそのもの。前半では、演奏にもう少し朗々たるヴァルト・ホルン的雰囲気が出ていればいいとも感じられたが、後半は爽快な演奏と化し、特に「神々の黄昏」からのものは豪壮雄大だった。「ジークフリートの角笛」の動機の演奏など、巧いものである。
 40年、いや30年以上前まで、日本でこれだけ容易く吹きまくれるホルン奏者はいなかったように思う。今の若い日本人奏者たちは上手くて、頼もしい。

 今日のホールは文字通り満席。集まったのは大半がブラス・ファン、部分的にワーグナー・ファンというところか。

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