2017-07

2017・1・29(日)アンサンブル・ノマド

   びわ湖ホール中ホール  2時

 朝10時から11時45分まで、びわ湖ホールの傍の「コラボしが」で「ラインの黄金」入門講座の第2回を一席喋ったあと━━今回の私の講座のお客さんは118名とのことで、まあ本当に熱心な方たちが多いのには感動してしまう━━中ホールでアンサンブル・ノマドの公演があると聞き、これ幸いと聴きに行く。

 音楽監督・指揮の佐藤紀雄以下計11名のメンバーが、声や楽器でさまざまな作品を演奏する。
 プログラムは、サン=サーンスの「動物の謝肉祭」、ジョン・ケージの「居間の音楽」、武満徹の「海へ」、アレハンドロ・ビニャオの「リズムの手帳」という、すこぶる多彩で意欲的なものだ。
 「動物の謝肉祭」にしても、2台のピアノも入るちゃんとしたアンサンブルの演奏なのだが、これが今回は「ノマド版」となって、オリジナルの組曲の中に、サヴァロの「絶滅動物記」、ヴィヴァルディの「ごしきひわ」、川上統の「コウテイペンギン」といった作品が挿入されるというわけ。面白い趣向である。

 ジョン・ケージの「居間の音楽」では、舞台上で寛いでいた数人の奏者たちがやがて机をたたき、こすりはじめ、さらに家庭にあるような食器やら掃除機やらを使い、声によるリズムや唄をも交えて音の饗宴をつくり出すという具合だ。
 聴衆は必ずしも多いとは言えず、しかもこれら聴き慣れぬ音楽に多少の戸惑いもあるような雰囲気だったが、その聴衆をもアンコールの「11月の衛兵」とかいう曲では、全員を立ち上がらせ、手拍子や足拍子で演奏に引き込んでしまうという、洒落た手腕を見せるアンサンブルなのである。
 この団体は面白い。

 終演は4時頃。京都から5時5分発の「のぞみ」で帰京。

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