2017-02

2017・1・7(土)吉野直子ハープ・リサイタル

     サントリーホール ブルーローズ  2時

 ハープのリサイタルは、私の好みからすると、新年の最初に聴く演奏会としてはこれ以上のものはない、と言ってもいいほどである。しかも演奏者は吉野直子。

 プログラムは、ブリテンの「組曲 作品83」、クシェネクの「ソナタ 作品150」、ヒンデミットの「ソナタ」、サルツェードの「古代様式の主題による変奏曲」と「シンティレーション」と「バラード 作品28」━━という選曲で、前半3曲のコワモテの雰囲気が、後半のサルツェードで一転解放されるといった具合。
 いかにも「濃い」プログラムではあったが、それを堅苦しい雰囲気に陥ることから救っていたものは、ほかならぬ彼女の、真摯でかつ温かい、ヒューマンな感覚に満ちた演奏であったろう。

 ただし今回は超満席の小ホールとあって、インティメートな空気はあったものの、残響は殆どなく、そのためハープの音色に玲瓏さは薄められ、リアルな存在感が強められた。それがいいという人もいるだろうが、私の好みからすると、もう少し空間的な拡がりをもった会場で聴きたかったところであり・・・・。

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