2017-03

2016・11・30(水)ロイヤル・オペラ・シネマ ベルリーニ「ノルマ」

     TOHOシネマズ六本木ヒルズ  午前10時

 朝っぱらから映画を観るというのは、学生時代以来絶えてなかったことだが、東宝東和の試写会にはスケジュールが合わず行き損ねたので、一般上映を観に行く。

 松竹が大々的に展開している「METライブビューイング」だけでなく、東宝東和も英国ロイヤル・オペラの上演ライヴ映像を各地の系列館に配給してくれるようになったのは大変ありがたいことだが、ただこちらの方は、上映スケジュールがおそろしく解り難い。
 PRがあまり行われていないし、東宝東和のサイトで調べても、2日くらい前にならないと、何時から上映するのか、チケットはいくらか、ということが判明しないのである(その上映時間も、日によりまちまちのようだ)。内容についての資料も、現場では全然見当たらないのも困る。

 しかし、内容は良質だ。
 このベルリーニのオペラ「ノルマ」は、去る9月26日上演のライヴである由。ソーニャ・ヨンチェーヴァ(ノルマ)、ジョセフ・カレヤ(ポリオーネ)、ソニア・グラッシ(アダルジーザ)、ブリンドレイ・シェラット(オロヴェーゾ)らが歌い、アントニオ・パッパーノが指揮している。
 ヨンチェーヴァの演技が素晴らしく、特に終幕でポリオーネと対決するシーンでは、鬼気迫るものがあった。また、彼女とグラッシの「和解の二重唱」も、演技を続けながらの歌の中にハーモニーがぴったり合って、絶妙な出来。

 演出は、アレクス・オレである。現代風の舞台設定で、ドルイド教徒の集団がキリスト教徒の軍団に読み替えられているように見える。ラストシーンで、ポリオーネと一緒に火刑台に向かうはずのノルマが━━ネタバレになっては申し訳ないので、ここには書かないが━━突然アレになるのは、ちょっと小細工が過ぎるという印象だが。

 上映時間は3時間半。最初の10分は他の映画の予告編だ。本篇の演奏が開始されるのは10時30分近くになってから。「METライブ」は比較的すぐに上演に入るが、こちらはアタマにインタヴューや解説がかなり長く入る。本篇に入るまでに待ちくたびれてしまう、という感が無くもない。

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